爽やかな香りと清涼感を持つハーブ「ペパーミント」。リフレッシュやリラックスしたい時にはとてもおすすめのハーブですが、実は妊娠中とても大活躍してくれます。
なぜ妊婦さんにペパーミントオススメなのか?どんな効果・効能があるかを助産師ハーバリストが解説します。
なぜ妊婦さんにおすすめなの?
妊娠すると女性ホルモンが急激に増加することにより、歯周病の原因になる菌がたくさん増殖したり、唾液が妊娠していないときよりもネバネバ度が高まって、口腔環境が悪化しやすくなります。
特に妊娠初期のつわりの時期には気持ち悪くて十分に歯磨きが出来なかったり、食生活が不規則で虫歯や歯周病にかかる妊婦さんがとても増えます。
「一子を得ると一歯を失う」と昔はいわれていたくらい、妊娠すると歯に多大なダメージをうけます。
ペパーミントには殺菌作用があり、お口の中を清潔にしてくれ、お口の中をさっぱりさせてくれる働きがあります。シソ科タンニンという成分を豊富に含んでいるため、お口の中全体や歯茎をキュッと引き締めてくれる働きもあります。
気持ち悪くてなかなか歯磨きが出来ない時には冷たいペパーミントティーでうがいをするだけでも、お口の中を清潔に保つことが出来ます。口臭予防にもオススメです。
もちろん歯磨きにはかないませんので、出来るときは歯磨きをするとよいでしょう。
ペパーミントはつわりや吐き気にもオススメ!
お口の清潔を守るのにおすすめなペパーミント。実はつわりや吐き気にも役立ちます。
ペパーミントには消化を助ける働きがあるので、吐き気や消化不良にもとても役立ちます。またお腹の不調にもオススメです。
メントールの爽快な香りと少しの甘みが、妊娠中のつらいつわりや吐き気を和らげてくれます。つわりや吐き気で悩む妊婦さんはぜひ飲んでみてくださいね。
どうやって飲んだらいいの?
用意するもの:ペパーミント(ドライまたはフレッシュ)・熱湯・ティーポット・カップ
※つわりでティーポッドを洗うのがめんどくさかったら、100均のお茶パックで大丈夫です。
①ティーポットにペパーミント1~2g(ティースプーン軽く1杯)を入れて、熱湯約200cc注ぐ。
②蓋をして5~10分蒸らす。
③氷をたくさん入れてアイスで飲むとさらにさっぱりします。
ペパーミントを飲む際に注意すること
ここで注意して欲しいのが、妊婦さんは妊娠していないときもハーブティーの濃さは薄めでいいです。
ペパーミントは妊娠中禁忌のハーブではないし、子宮収縮作用もないため、妊娠中も安心して飲むことができますが、だからといって一日にたくさん飲んだり、何回も飲んだり、濃いハーブティーを飲むことは絶対に止めてください!!
妊娠中は妊娠していないときに比べ、体はとても敏感です。体調に不安を感じるときや、体調が優れないときには飲むのを止めた方が無難です。
また「大丈夫かな?」、「赤ちゃんに影響ないかな?」と不安や心配を抱えながら飲むことも決してしないでください。ペパーミントは妊娠中も安心して飲むことが出来ますが、不安や心配を抱えたまま飲むと、ペパーミントティーが原因でなくても体に不調が出ることがあります。
妊娠中はストレスを感じることは出来るだけ避けた方がいいので、少しでも心配や不安があるときは飲まないほうが安心です。
どこで買えるの?
ペパーミントティーは店頭やネットでたくさん販売しています。ペパーミントティー単体だと清涼感が強くて飲みにくいかもしれません。もしブレンドしてあるハーブティーであれば、必ず妊娠中に飲んでも大丈夫なハーブであるか確認してから購入するようにしてください。
まとめ
妊娠中はどうしてもお口の中の清潔が保たれにくくなります。歯磨き出来ない時でも、ペパーミントティーでさっぱりして、楽しいマタニティライフを送りましょう。
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