【助産師執筆】安産に役立つ「ラズベリーリーフ」飲み方・効果を解説

「安産のためのハーブ」といわれているラズベリーリーフ。ヨーロッパでは昔から助産師やハーバリストが出産準備から産後にかけて使用していました。妊娠後期に飲むと、陣痛の痛みを緩和し、出産をサポートすると言われてきました。また産後に飲めば出血を減らし、産後の回復を助ける働きもあると言われています。

実際に赤ちゃん洋品店でもよく見かけるラズベリーリーフですが、どのような効果・効能があり、なぜ安産に役に立つのか、いつから飲むのがオススメなのか、助産師ハーバリストが解説します。

ラズベリーリーフとは

学名:Rubus Idaeus

英名:ラズベリーリーフ

和名:ヨーロッパキイチゴ

科名:バラ科キイチゴ属

ティーに使う部分:葉部

学名のRubusはギリシャ語で赤を意味し、ギリシャのイダというところにたくさん生えていたためIdaeusと名付けられたと言われています。

実はラズベリーまたはフランボアーズと呼ばれ、お菓子やケーキには欠かせない存在ですが、安産に役に立つのは実の部分ではなく、葉の部分を使用します。ちなみに実と葉は期待出来る効果は全く違いますのでご注意を!

ポリフェノールやビタミンを豊富に含み、出産準備や生理痛、月経前症候群(PMS)の緩和に用いられており、まさに女性には心強いハーブです。

味はクセがなく、番茶に似た感じで、とても飲みやすいハーブティーです。

なぜ安産に役立つの?

ラズベリーリーフティーが安産に役に立つ!と言われていますが、実は根拠はありません。

「えっ!?」と思われるかもしれませんが、なぜ安産に役立つのか科学的な根拠(エビデンス)は未だ解明されていないのです。

ただヨーロッパでは薬のない時代から助産師やハーバリストが出産に用いて、何千年にもわたる経験から学んだ活用法であり、今でもヨーロッパの助産師たちは出産にラズベリーリーフを使用しています。

簡単にいうと、経験から知識を得た「おばあちゃんの知恵袋」みたいなかんじです。

含まれる栄養素は?

①フラボノイド配糖体(フラガリン)

女性の子宮や骨盤周辺の筋肉を出産に向けて和らげる働きがあると言われています。

また子宮の筋肉が収縮するのを調整するとも言われています。

出産準備だけではなく、生理痛や月経前症候群の痛みを和らげるのにもおすすめなのは、このフラガリンの持つ力なんですね。

ただし、上記にも書いたのですが科学的な根拠は判明していません。

②没食子酸・エラグ酸

ポリフェノールの一種であるタンニンを豊富に含むのも特徴です。

緑茶などにも多く含まれており、ハーブに含まれる渋みの成分です。

収れん作用といって、肌や粘膜を引き締める働きがあります。

③ビタミンC

ローズヒップのようにたくさんではないですがビタミンCも含んでいます。

いつから飲むのがオススメ?

妊娠37週を過ぎてから(臨月を迎えてから)飲み始めてください。

これには様々な諸説や考え方があり、 特定非営利法人メディカルハーブ協会が出版している「メディカルハーブ安全性ハンドブック」ではラズベリーリーフはクラスⅠ( 適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ )になっています。

特定非営利法人メディカルハーブ協会がのホームページはこちらから

『メディカルハーブ安全性ハンドブック』は1997 年に AHPA(米国ハーブ製品協会)によって刊行されたもので、650 品目に及ぶ メディカルハーブを安全性の観点からを7段階にクラス分類し,使用上の注意やハーブ製剤としての使用可否等を科学的アプローチによりまとめた安全性データ、さらに付録として植物化学成分の 解説やメディカルハーブの薬理作用などを収載したもの。日本版は 2001 年に当協会の前身である「メディカ ルハーブ広報センター」の監修によって刊行されました。

しかし、全く妊娠経過に異常のない健康な妊婦さんであれば、少量飲んだところで特に問題はないと思うので妊娠・出産の専門家でなければ「適切な量なら妊娠中も大丈夫」とアドバイスするかもしれません。

しかし、妊娠・出産のプロフェッショナルである助産師の観点から見ると、オススメ出来ない妊婦さんもいます。以下に解説していきます。

飲んではいけない妊婦さん

メディカルハーブ安全性ハンドブックではクラスⅠ「適切に使用する場合安全」とありますが、助産師的に絶対にオススメ出来ない妊婦さんもいます。

①37週未満の妊婦さん

②帝王切開予定の妊婦さん

③逆子の妊婦さん

④多胎妊娠の妊婦さん(双子・三つ子など)

⑤血圧が高い妊婦さん

⑥前回、帝王切開だった妊婦さん

根拠はないものの、やはり子宮に作用するハーブなのでお腹が張ってはいけない妊婦さんには使用するのはとても危険です。

37週過ぎていても、帝王切開予定の妊婦さんや逆子の妊婦さん、血圧が高い妊婦さんなどはお腹が張ってしまうとそのまま出産に突入してしまう危険があります。そうなると非常に危険ですし緊急事態です。

そうならないためにも上記の妊婦さんはラズベリーリーフを飲むことは37週過ぎても絶対に止めてください。

販売しているラズベリーリーフティーには以上のことは記載されていないことがほとんどですが、助産師ハーバリストとしては絶対におすすめしません。
もし購入した後に飲む必要がなくなった場合は、ラズベリーリーフティーには産後の身体の回復を促す働きがありますので、ぜひ産後に飲んでください。
 

ラズベリーリーフティーの飲み方

ラズベリーリーフティーはあまりくせがなく、とても飲みやすいのでそのまま単品で飲んでもいいのですが、タンニンを豊富に含んでいるため、胃の弱い妊婦さんや空腹の時に飲むと、胃の粘膜を荒らして胃が痛くなってしまう危険があります。

そのため、私のオススメはカモミールやローズヒップ、なければいつも飲んでいるお茶にブレンドするのがオススメです。

妊娠中でも安心な麦茶やほうじ茶、ルイボスなどに混ぜて飲んでもくせがなく飲みやすいハーブティーです。

特に陣痛が始まり食事が摂れていない時にラズベリーリーフティーのみで飲むことはおすすめしません。胃を荒らし吐き気を催す危険があるため、ほうじ茶や麦茶などに混ぜて飲んでください。

どこで買える?

助産師ハーバリストが開発した「ラズベリーリーフブレンド」。

ラズベリーリーフをベースに出産に向けて気持ちを落ち着かせ、心身の緊張を和らげるハーブ、カモミールやリンデン、オレンジピールやオレンジフラワーをブレンドしてあります。

ラズベリーリーフが出産に向けての身体を整え、その他のハーブが心の緊張を和らげる働きをしてくれます。

妊娠37週過ぎたら1日1~2回、陣痛や破水が始まったら1日3回、産後すぐから1日1~3回飲み始めるのがおすすめです。

まとめ

安産にとても役に立つラズベリーリーフティー。37週に入ったらぜひラズベリーリーフティーを飲んで、ワクワクしながら出産を迎えましょう。

 

 

 

このブログを書いた人

助産師ハーバリスト  野本まい

病院助産師として10年勤務。

現在は助産師のいるハーブ&アロマサロンmyherb、助産院myherbのオーナーを務める。

自身の妊娠・出産・育児中にハーブ・アロマ・バッチフラワーレメディを学び、特に産婦人科領域で活躍するハーブを深く学ぶ。妊婦さん、産婦さん、産後ママを植物の力でサポートしている。

 

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