妊婦さんが夏にハーブティーを飲む時に注意すること

ハーブティーはミネラルやビタミン、ポリフェノールなど妊娠中に必要な栄養を豊富に含むものも多く、妊婦さんにおすすめの飲み物ですが、妊婦さんが夏にハーブティーを飲む時は少し注意が必要です。

助産師ハーバリストが夏にハーブティーを飲む時に注意するべきことをまとめました。

なぜ注意が必要?

それは脱水です。

実はハーブティーのほとんどに利尿作用(尿を出す作用)があります。

ハーブティーを飲んだらトイレが近くなった経験はありませんか?まさにそれです。

利尿作用があると言われているハーブ以外でも、ほとんどのハーブに利尿作用はあります。特に妊娠中におすすめと言われているローズヒップやダンディライオンにも利尿作用はあります。本やネットには書いてなくてもほぼすべてのハーブには利尿作用があると思っておいた方が無難です。

ハーブはお薬と違い、ひとつのハーブに対して様々な作用を持っているのが最大の特徴です(複合成分)。お薬はひとつの薬に対してひとつの症状が基本の単一成分です。例えば高血圧の人には高血圧の薬といった感じを想像してもらえば分かりやすいと思います。

そのため利尿作用が書かれていないハーブでも実は利尿作用があります。

特に妊娠中は新陳代謝が活発なため、妊娠していないときよりも汗をかきやすくなります。また呼吸や便などでも水分は少しずつ失われていきます。自分では気づかないうちに水分はどんどん失われていってしまいます。

私が病院助産師として働いていたときも、毎年脱水や熱中症で運ばれる妊婦さんをたくさん見てきました。

対処方法は?

ハーブティーを止める必要はありません。飲み方に注意して欲しいのです。

全ての妊婦さんに言えることですが、妊娠中のハーブティー飲用は1日1~2回、一回の量はティーカップ1~2杯まで、ハーブの一回量は2gまで(妊娠中は薄めでOK)、体調が悪いときや体調に不安があるときは絶対に飲まない!これを必ず守ってください。

そして熱中症予防や脱水予防の水分補給にハーブティーを使わないでください!

ハーブティーはあくまで体調を整えるために飲むもの、楽しむもの、リラックスするために飲むものと考えてください。

水分補給には何がおすすめ?

麦茶がおすすめです。

麦茶には汗をかいたときに失われるナトリウムやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいるため、妊婦さんにおすすめの飲み物です。

またノンカフェインであり、体を冷やす効果もあると言われています。

「妊婦が体を冷やしても大丈夫なの?」と思う人もいるのではないでしょうか?

医師や助産師ではない医療従事者が「妊婦さんは体を冷やすのはよくない」、「夏でもレッグウォーマーに温かい飲み物を!」など SNSでよく発信するのを目にしたことがあります。

確かに妊婦さんが体を冷やすことはあまりよくないことです。(なぜだめかはここでは割愛します。)

しかし、この猛暑に体を温めて熱中症・脱水で運ばれる方がよほど危険です。

この猛暑ではしっかり水分を補給して、塩分も忘れずに補ってください。高血圧や妊娠高血圧症候群の妊婦さんは必ずかかりつけの医師の指示に従ってくださいね。

 

あともうひとつ注意することがあります。

スーパーでは様々な麦茶が販売されていますが、はと麦が入っていたり、黒豆が入っているものは止めてください。

はと麦は妊娠中は禁忌のお茶であり、黒豆茶は妊娠中は飲んでも大丈夫なのですが、水分補給でごくごく飲むのには適していません。黒豆には女性ホルモンに似た成分を含んでいるためです。一日に数回楽しむためのお茶として飲むのはいいですが、水分補給には適していません。

水分補給には麦茶オンリーがオススメです。

まとめ

妊娠中は新陳代謝が活発になり、汗をかきやすくなります。また妊娠中は体調も崩しやすい時期です。ハーブティーはとてもよい成分を含んでいますが、水分補給として飲用するのは絶対に止めてくださいね。

正しい飲み方をして、この猛暑を乗り切りましょう。

 

※ハーブティーに科学的な根拠はありません。

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